宿曜占星術 

占星術の中に、日本と深く関係のある宿曜占星術と言うものが
あります。

もともと占星術というのは、太陽系内の太陽・月・惑星などの
天体の位置や動きなどから、人間や社会の進むべき方向を占う
もので、発祥は古代バビロニアとされています。

宿曜占星術のルーツは古代中国の東洋占星術なのですが、
古代バビロニア占星術とは異なっていて、天体の配置で
はなく日食、月食、流星、彗星などに代表される、天変
現象に注目したものです。

つまり天変は天が与える警告であるという考え方を取って
います。

この東洋占星術が宿曜占星術となって日本に伝わって来る
わけですが、これを最初に日本に伝えて広めたのは、弘法
大師だと言われています。

弘法大師は日常の生活や行動にも積極的にこの占星術を取り
入れました。

初めは、弟子達にも教えるだけだったのですが、弘法大師
自身の社会的な地位が上がって有名になっていくにつれて
宿曜占星術も貴族社会に知れ渡るようになりました。

当時の政治の判断基準として重宝されていたのは、安倍晴明で
有名な陰陽道でしたが、この陰陽道と人気を二分するまでにな
りました。

陰陽道に対して宿曜道と呼ばれる場合もあります。

非常に的中率が高かったと言われ、社会的地位も確立して
行ったのです。

無神論者である織田信長も、合戦の前に宿曜占星術で占って
いたとさえ言われています。

後世徳川幕府はあまりの的中率の高さから、世情を混乱
させるとして、宿曜占星術を禁じてしまいました。
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